素直な心に還ろう
このところ、日替わりで気温が上がったり下がったり。
体調管理が難しい時期ですね^_^;
しっかりと良い睡眠をとって、元気に春を迎えたいですね!
この数年のわたしの読書スタイルは、数は少なくてもいいから、本質に働きかけてくれる本を何度も繰り返し読むという形になっています。
自分に必要と思われる1冊があれば、そこに書かれているエッセンスをできるだけたくさん、深く、自分の中に取り込みたいと思うから。
で、この数日で何回も読み返しているのがこの本です。
読書好きな方ならご存知でしょう、「読書のすすめ」という本屋さん。
その店長でもある清水克衛さんのご著書です。
この仕事を始めて1年目だったか2年目だかに買った本なのですが、
タイトルが示す通り、商売を志す方に向けて書かれてはいるのですけれど、いざ読んでみると商売だけでなく、幸せに生きるとはどういうことか?ということが、仏陀の教えをヒントに、分かりやすく面白く解説されています。
もともとユーモアが大好きな方なので、クスッと笑ってしまう箇所もあちこちに。
それでもずっしりと胸に響くのは、ご自身が実践していらしたバックグラウンドがあるからなのでしょう。
何度も読み返し、何度も読み返し、それでもまだまだ読み足りないと感じています。
そんな深い言葉の中で、とりわけ今、大切にしたいと思うのが「素直」という言葉。
この本でも「ちょっとアホなくらい、素直な心に還ろう」と言っています。
仏教の因果の法則で言えば、原因が素直なら、結果は幸せな人生と自然に決まっててくる、と。
だから自分の中心に「素直な自分」をしっかりと据えていよう、と。
素直になろうと思っていても、つい周囲の状況や、他の人の顔色をうかがってしまったり、ちょっとした損得勘定が働いてしまっている自分に気づくことがよくありますが、
そんな時は、何か流れが澱んでしまうというか、「何かが違う」という気持ちになるものです。
それは、やはり本来の「素直さ」から離れてしまっているからなのでしょう。
「ちょっとアホなくらいに素直になる」
この「ちょっとアホなくらい」というのが、とても大切なことのような気がします。
無邪気さ、ともいえるのかな?
素心に還る、、、何歳になっても目指していたいと思います。