「なんで?不思議~!」でも魔法ではありません

わたしの行っている調律(施術)は、一般的な施術と言われるものとはちょっと違います。

初めて受けてくださったほとんどの方は、「え?なんで?」と驚かれます。

「こんなことで何で痛みがなくなったの?」というのが実感なんだと思います。

これまでマッサージや整体など、ありとあらゆる施術を受けてきたわ!という方でも、「こんなの初めて!」と言われます。

「こんなことで、何で?」という言葉の意味は、、、

たいていの施術のように、”施術された感”が全くないからだと思います。

 

 

先日、こんなことがありました。

 

地元の子ども食堂のボランティア仲間が、バドミントンで右肩や上腕を痛めてしまった、鍼を打ってマッサージをしてもらってやっと少し腕が上がるようになったけど、、、

そう言いながら腕を上げて見せてくれたのですけれど、肩より上にはどうしても上がりません。

ちょうど時間があったので、そこに立ったままリラクセンスをしていると、「これって氣とかですか?」と。

いえいえ、確かにわたしは氣療もやるけれど、「これでも施術なのよ~」とわたし。

右肩を挟むようにして両手をそっと触れながら、皮膚がどう動きたいのか、反応をみていたのですけれど、すっかり緊張しきってしまっている皮膚は、ご本人ですら動いていると分からないほど、ほんのわずかしか動きません。

だから施術されているとは思わなかったようです(笑)

でもね、ほんのわずかでも動いているんです。

そのほんのわずかな動きにわたしの手を寄り添わせていると、だんだんと肩関節の前側が開いてきたんです。

なにか変化を感じない?と尋ねると、

「あ、そういえばジワ~ッとしてきた」

「あ、なんかすぅ~っと軽くなってきた!なんで?不思議~!」

そして15分くらいたった後、恐る恐る腕を上げると、すぅ~っと肩よりはるか上に腕が上がっているではありませんか!

「やだぁ、なんで???」

「天野さんの手、魔法の手?」

思わず大笑いしてしまいました。

 

 

これは魔法でも何でもなくて、体の反応によるもの。

いつも皆さまにお伝えしていることですけれど、もともと体には自分を調える力が備わっています。

いつもどんな時にも、体は自らのバランスを調える力を備えています。

体は楽になる方法をちゃんと知っているのです。

体って、本当にすごいんですよ!!

わたしがやっているのは、皮膚に軽く触れて、その時の皮膚の動き・反応を感じ取ることによって、体にその方法を尋ねている、それだけなんです。

だから受けてくださる方にとっては、ただ軽く触れられているだけとか、ただ軽く揺られている程度にしか感じられないので、「これだけなのに?」と感じられるんですね。

 

 

施術をした後30分ほどしてから、配膳しながら彼女が、「さっきよりももっと腕が上がります~!」と嬉しそうに報告してくれました。

施術直後よりも数時間後、数日後のほうがさらに状態が良くなるというのも、皆さまからよく言われること。

体の良くなろうとする力が引き出され、ちゃんと働くようになると、施術後もいい方向に回転が促され、上り調子が続くんですね。

ですので、施術後の数日間は、いつも以上にご自分の体の変化を意識して、その変化を楽しむようにしてくださいねと、いつもお伝えしています。

そうやって自分の体の変化を意識し、感じようとする姿勢が、自分で体や心を調える大切な一歩になるのだと思います。

 

 

 

彼女からの「なんで?不思議~!」の言葉を聞いて、そして彼女の嬉しそうな顔を見て、

体の力をもっと信頼することがどれほど大切なことか、素敵なことか、もっともっと皆さんに伝えていきたい!伝えていかなくちゃ!と思いました。

「こうやって簡単に楽になれるんだよ!もっと楽に痛みってとれるんだよ!」って。